2008年12月

今年もあと3日

2008年も今日入れて後3日となりました。
27日は春日井の寿司栄にて先日のNAGOYAKICKでKO勝利をおさめた杉山明隆の祝勝会を兼ねた2008年度のGET OVER忘年会を行いました。
明隆は5月、8月、10月、12月と4連戦し3勝2KO1敗と好成績で今年は大活躍でした。
アマチュアの若手選手達も影響を受け来年は今年以上にたくさんの選手が育ってくれる事を願います。

それぞれの選手達の活躍がジム全体の活気につながり、そんな空気が私生活にも影響を及ぼし、なぜか体から何事にも負けないようなエネルギーが出てしまう。
趣味とか特技とかそんなレベルで付き合ってたキックボクシングが今ではキック=生活になっている。
汗をかく喜びとか、そんな気持ちを一緒に分かち合う仲間とかそんな輪が大好きで、キックボクシングって僕にとっては命とも言える存在です。
キックを取ったら18歳からの僕の人生は何も語れないし、今の人生はない。
そんなキックの素晴しさを伝えるべく来年も今まで以上に頑張って行こうと思います。

今日は大掃除です。
今日参加できない我ジムの2枚看板の杉山明隆と中川健太郎は忘年会前に看板掃除を行いました。
1年の締めは道場を清めて終わる・・・その道場の顔でもある看板掃除はやはり看板選手がやらなければいけない。
かなり寒い中で凍えて二人はブツブツ言いながらやっていたようです。
今日はまずは大掃除と言うよりやぶれてボロボロのサンドバッグの処分や新しいロッカーの組み立てと3本のサンドバッグに補強を入れたりします。
来年から心新たにスタートできるように僕自身今年1年お世話になった道場への感謝の気持ちを込めて今日はお清めをしたいと思います。
まあ、でもなんだかんだでこの大掃除は毎年みんなでワイワイ楽しい1日になるんですが掃除は気持ちもスッキリするのでいいですね。
昨日、今日、明日はジムと自宅とで掃除地獄です。
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明日は忘年会

今年の最終戦も終わり、明日は見事リベンジをKO勝利で飾った王子の祝勝会を兼ねた忘年会です。
今年は23日の試合と言うこともあり、世間では冬休みに入ってしまう時期に忘年会となったので、参加者は昨年より少なめですが、今年の最後はきっちり明隆が締めてくれたので褒めすぎず、辛口に、そして時には厳しく祝ってやりましょう。
そんなわけで以前からジムの掲示板にも書いてあるように明日の練習は夕方4時までです。
5時に送迎バスが来ますので参加者の方は遅れないようにお願いします。
念のために直接来る人へ。
場所はうちの準の両親のお店、春日井の寿司栄(http://www.ma.ccnw.ne.jp/sushi-ei/)です。
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写真は試合前日の明隆と勇吾(小3)
明隆53.4kg、勇吾(小3)58.4kg。
体は大きいくせに優しくて泣き虫な勇吾ですが後から入会した子供達にも虐められながらもお調子者の性格なので次の日にはケロッと忘れてジムに来るのでまもなく3年が経とうとしています。
ただ体重だけは増えて行きます。
来年は更に厳しく減量させます!

リベンジ

昨日行われたNAGOYAKICK2008FINAL(http://nagoyakick.jugem.jp/)。
3回戦の最後の第9試合に出場した我ジムの名古屋の王子こと杉山明隆。
相手はデビュー戦で壮絶KO負けを喫したキングムエの藤田選手。
明隆はこの半年でメジャー団体の格上の選手と3連戦し、2勝1敗と勝ち越しています。
特に5月の幸二郎(現NJKFバンタム級4位)との1戦は負けはしたもののメジャー団体のトップ選手と互角に渡り合い、明隆の潜在能力の高さをおおいに照明した試合でした。
その後8月、10月と連勝し後ろは振り返らず前に進んでいけばいいのですが素直には喜べない心に引っかかっているものがありました。
“この気持ちを取り除かなければ前には進めない”
それが昨年のデビュー戦で壮絶KO負けを喫した藤田選手との1戦。
“あいつに借りを返さないと勝っても前に進んでいる気持ちがしない”
これが明隆の本音でした。
そして実現した今回のリベンジマッチ。
3R3分ジャスト、KO勝ちでした。
5月、8月、10月、そして今回の12月。
休む暇なく駆け抜けた半年間でしたが、痛い、苦しいはいっさい許さず、格好だけのうすっぺらなテクニックではなく本当に苦しい時でも出せる本物の技術を身につけろと言いました。
2戦目の昨年12月、気持ちの折れた戦い方で判定勝ちして喜んでいる明隆に言った事があります。
「お前のやっているのはまだキックボクシングの“キ”の字にもなっていない。俺が20年やってきてもまだ知らなかった事がたくさんある。
本物の技術とは1000発打っても同じ場所に同じ形で打てるのが本物の技術。
最終ラウンドフラフラで形にもなってない奴はアマチュアと一緒だ。偉そうにプロなんて言うな!」
そして今回の試合、作戦はいろいろありましたが相手に対してより明隆本人の欠点に対してだけ。
明隆が“いける!”と思った時にセコンドの僕まで“いける!”と思わず冷静に見ながらその時に出る明隆の欠点を指摘してやる事。
日々の練習の中で繰りかえし伝えた言葉は試合中、言わなくても選手の背中には届いているものです。
ダウンを3回とって迎えた最終ラウンド、送り出す時に言ったのは「こっからだぞ。ここまではできたんだ。こっからがお前の成長を見せるラウンドだ。全部出して来い!」
小さくうなずいて出て行きました。
熱くなっているようで気持ちは冷静に、手数は出すけど入りすぎず、パンチをまとめているように見えるけど相手の打ち返しを読むような攻撃。
でも戦いの中で相手の表情を見ながら完全に気持ちが死んでると感じたなら行け!と。
これは向いあってる本人にしか感じ取る事はできません。
「最後は行ける!と思いました。相手コーナーだったからレフリーがなんか叫んでました。でも藤田が踏ん張って倒れないから殴り続けたらレフリーが止めました。」
冷静に戦えるようになりました。
10月も最終ラウンドのラスト30秒でダウンを獲りました。
この1年で本物の技術が身に付いてきました。
いよいよ来年は高い山を目指します。
今回セコンドに着いたアマチュア選手の泰斗、瞬太はどう感じたでしょうか。
応援に来てくれたみなさん本当にありがとうございました!
「リングを見てたらGET OVERの団結力を感じ、私もその一員だと思ったら凄く嬉しく思いました。」とエアロタイの会員さんが言ってくれてうれしかったです。
さて、そんなわけでまずは今週土曜日の忘年会、明隆はあまり褒めすぎず辛口でいじってやりましょう!
カッズゥさん曰く「明隆はたとえチャンピオンになってもお前は明隆だ!」
そんな感じで。
試合に勝利すると明隆は「会長、俺キックのキくらいまで行きましたか?」と聞いてきます。
今回で・・・・・“キッ”まで行ったかな。
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今日は前日計量

いよいよ明日に迫ったNAGOYAKICK2008FINAL。(http://nagoyakick.jugem.jp/)
今回はペインイベントに現役チャンピオンの大和哲也の出場と言うこともあり前日計量の公開計量で今日の夜11:00から公武堂TVにて放送されます。(http://www.stickam.jp/profile/koubudotv)
選手のインタビューなんかも放送されるらしいので我ジムの王子の試合前日の表情を是非見てください!

久々の前日計量です。
ボクシングだとあたりまえのことですが最近は選手の健康管理の面で厳しくなり、前日に計量して当日にも体重をチェックし、5キロ以上増えてる選手には強制的に1階級上げさせるように協会の方から指導されるらしいです。
食事をして食べたものが消化してエネルギーにかわるまでには人それぞれですが最低6時間~8時間はかかるので夕方4時や5時試合開始の興行だと9時か10時の計量、今回のようにそれより早い昼過ぎの開始だと前日計量となります。
地元の試合だとどうしても計量後に気を抜いて暴飲暴食をしてしまったり酒を飲んでしまう選手もいるようです。
僕自身も大事な試合前に暴飲暴食をして体が動かなくて情けない試合をした事があります。
苦しい減量でやっと試合までたどり着いたのにその後の食事でコンディションを崩してしまったらすべてパーになってしまいます
そういう意味で緊張感を保つと言う意味もあり選手のためには当日計量がいいんじゃないかなと。
僕の頃はほとんど東京での試合で前日入りして夜計量しても会長やコーチは横で旅行気分でビール飲んでるけど明日試合の僕は何も楽しくないしホテル帰っても寝るだけだし・・・・・。
次の日もみんなみんなどっかへ出かけて行くけど試合会場へ入るまでの夕方までなにもやる事がないから結局東京での試合は2日間試合が続いてる見たいなものなんですよね。
ほとんどの人が前日計量がいいと言いますが僕は当日計量がよかったですね。
後楽園ホールで朝10時から計量でしたが、当日早起きして7時半の新幹線に乗って会場入りするほうがよっぽどよかったです。

と、最近は選手の試合の前日は、自分現役時代を思い出したりするわけですが、ある意味僕も試合モードに入るわけです。
リングとはそこまでの苦しい道のりを歩いて来た者達だけが上がれ場所であり、試合のリングに立つ為に、血と汗と涙を流し、普通の人では耐えられない練習をこなし極限まで肉体と精神を鍛え上げられた者達だけが上がれる場所なんです。
そんな選手達がスポットライトを浴び、大声援の中で勝利のコールを受ける事だけを夢見て戦う真剣勝負。
明日はその日本の頂点に君臨する現役チャンピオン大和哲也の凱旋試合をメインに今年活躍した地元の若手選手達が勢ぞろいするオールスター戦です。
GET OVERの看板を背負い出陣する杉山明隆、試練の4連戦でハードな半年でしたが最後に“名古屋の王子”と言うニックネームもつくほどに成長しました。
明日の試合は特別な思いのこもった試合。
借りは必ず返す!自分自身のへの落とし前は自分の体でつける!
この1年で生まれ変わった杉山明隆を見てください!


2008FINALまであと4日

今年最後の大一番、NAGOYAKICK2008FINALまで後4日となりました。
2008年の“締め”でもある大会、メインイベンターのNJKFライト級チャンピオン大和哲也を筆頭に3回戦の選手も今年活躍した名古屋のキック界のオールスター戦でもあるこのビッグイベント。
我ジムの“名古屋の王子”こと杉山明隆も気合いが入ってきました。
“勝負は1度きり”と言います。
2度目はないから勝負なのですが同じ道を志し、登る山が同じで山頂を目指すなら、道は違えど運命的に再会することもあります。
昨年のデビュー戦のあの悪夢とも言える壮絶なKO負けから1年と3ヶ月。
「リベンジしなきゃ前には進めない。」
本人がこだわってきたからなのか、運命的な再会をはたしました。
明隆からすれば願ってもないチャンス。
きっちり落としまえをつけて来年へつなげてもらいたいと思います。

そんなわけで僕も選手同様気合いを入れるべく久々にマススパーをやりました。
大和ジム時代の同期のやきとりのやまとや店主、アマチュア選手の岸、そして我ジム壮年部のナンバー1、カッズゥさんとで3人がけをやっちゃいました。
シティマラソンを終えてもほとんど毎日走っているのでよく体が動きます。
調子に乗って動いたので今日はかなり筋肉痛です。
でも指導者と言えど口先だけで指導するデブの指導者では説得力がないですよね。
僕はいつまでも選手とエネルギーをぶつけ合うような熱い指導をしたいですね。
ピンチの時でも「大丈夫!打ち返せ!」って僕の声で安心して気持ちを切り替えてくれるようなパワーを持っていたいです。

さて、高校のラグビー部時代に三重県の某有名高校のラグビー部の友達に聞いた話。
全国高校ラグビー三重県予選大会。
この日、ラグビー部員の3年生のある生徒が数週間前に交通事故にあってリハビリに励んでいました。
全国高校ラグビー、三重県大会決勝戦。
エンジンを組み選手達をグランド送り出す前に監督が選手言った言葉。
「えー天気やないか。今頃○○も同じ空を見ながらもう1回このグランドに立つためにあいつも必死にリハビリに励んでる。
今日グランドに立てなかったあいつの分まで思いっきり1時間ラグビーを楽しんでこい!」
見事にこの試合に勝ってこの高校は花園出場を果たしました。
栄光と挫折、涙と感動。
2008年の最後はどんな結末が待っているのでしょうか?
今回もリングの上で最高の気分を味わいたいですね。
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